開業時の仕事の思い出について
皆さん、開業時に、どんな思い出がありますか?
こんにちは、行政書士再生コンサルタントの引地です。
先日、たまたま開業時の資料を見直す機会があったので、今回は
「開業時のある仕事の思い出」についてお話ししたいと思います。
まったく仕事のない毎日・・・
自分が開業したのは今から約13年前の5月でした。
開業したのも「行政書士になって何か社会の役に立ちたい」
とか
「その道のプロフェッショナルになりたい」
などという崇高な目的など、一切なく、ただ前の会社を退職して
もう、サラリーマンにはなりたくない。
そんな程度の動機からでした。
なので、当時はまったく仕事はなく、
かといって、どんな営業をすればよいかも知らず
ただ、日なが1日、参考書を読んだり、セミナーに出て過ごす。
そんなことの繰り返しでした。
今から思うと、本当にもったいないことをしたと思います。
しかし、そんな中でも「拾う神あり」!
たまたま、自分がよくお昼を食べに行っていた台湾料理のお店の
ご主人から、次のような相談を受けました。
「今、自分は知り合いの人が焼肉屋を出すときの身元保証人にな
っているのだが、その店が経営不振で多額の家賃の未納が発生
している。
管理会社からは、連帯保証人である自分に全額支払えと請求が
きているのだが、どうすればよいか?」
その未納額+延滞金の合計額は、なんと約300万円。
おそらく、借主本人も、まさかここまで延滞が続くとは思わなか
ったのでしょうが、保証人にすれば、とうてい払える額ではあり
ません。
とはいえ、連帯保証人となったからには、法律的にも逃げること
もできないし、グスグスしていれば、その間にも未納金は増えて
いきます。
そこで、この悪循環を止めるために
「依頼者との保証契約の解除をしてもらう」
という方向で交渉することになりました。
イチかバチかの作戦の結果は?
「保証契約の解除」のお願いをするというところまでは考えつい
たのですが、大家は何か月もの滞納にかなり起こっているようで、
ただ、お願いするだけでは門前払いされているのは目に見えてい
ます。
とはいえ、このまま家賃が入らない状況は大家としても困るはず。
そこに目をつけた私は、
「請求額の半分を提示して、了解を取り付ける」
という作戦で行くこととしました。
でも、「なぜ、半額なのか?」といえば、一部の同様の事例にお
いて、半額分を支払って保証人を抜けさせる業界の慣行があると
いうことを聴いたことがあったからでした。
とはいっても、その話も人からまた聞きしたものであり、本当に
そんな慣行があるのかどうかも座下ではありません。
それに、いきなり半額からスタートではもめるだろうな、
などと思いながら、それでも恐る恐るその旨を大家に伝えると
「なんとあっさりOK」
また、相手も直接の契約者でない保証人から、全額を取り立てる
というのは心情的に気の毒と思っていたそうです。
そのようわけで、自分にとってのはじめての案件は意外と、スン
ナリ片付くこととなったのですが、その後、順調に仕事が舞い込
んできたかといえばそんなことはなく、次の案件まではさらに2
ケ月以上かかったのでした。
これは当時の自分にとっては、まったくの畑違いの案件であり、
それまでの経験も役に立たないものでしたが、何とか苦労して切
り抜けたことにより、大きな自信になったのをよく覚えています。
ですので、これから開業される皆さんもしたことのない業務に対
して及び腰になる気持ちはわかりますが、新人の頃にどのように
仕事に取り組んだかといった経験はその後の仕事に大きく影響し
ますので、ぜひ「何事も勉強」と思って挑戦してみてください。
もっと融資や行政書士の仕事について知りたいと思ったあなたは、ぜひ融資コンサルになるための特別無料レポートを請求して下さい。
ブログには書けない特別な情報をお送りいたします。
関連ブログ
-
行政書士がするべき、セールストークとは?
2017年05月25日
ブログを読む -
「ムダ金を使わない、売れる広告の3つの要素」その1
2017年09月12日
ブログを読む -
行政書士なんて、誰も知らない?
2018年05月19日
ブログを読む -
無料相談は、しないほうがよい?(動画)
2017年04月02日
ブログを読む -
補助者はつらいよ?
2018年08月29日
ブログを読む