プロフィール
私、引地修一がこの仕事始めた理由。それは・・・
私は、1964年11月4日生まれ。現在、2児の子供を持つおじさん行政書士です。仕事上での肩書きは、現在金融・財務コンサルです。
金融・財務コンサルというと、なんだかすごそうに聞こえるかもしれませんが、自分の場合には、結構、成り行きと幸運で始めたというのが正直なところです。
大学卒業後は、司法書士事務所を皮切りに、金融機関や、電力関係会社などに転々と勤務し、「このままで終わりたくない!」という気持ちから、平成5年に行政書士として登録し、現在のIchigo(一期)行政書士事務所を立ち上げました。
しかし、開業時には行政書士がどんなことをするのかもあまりよく分かっていませんでした。また、「この分野で食べていこう!」という明確なビジョンもなかったので、営業なんかもできるわけもありません。そのため、初めの1年はひたすら交流会やセミナーに出るという、今考えれば、結構、無駄な毎日を過ごしていました。
そのうち蓄えもなくなり、周りでは同期がどんどん仕事を取り始めていく中、「これではいかん!」と勢いだけでチラシ配りを始めることにしたのです。
そんなあるとき、近所で撒いたチラシに、たまたまオープンしたばかりのお店がヒット!
その時に、はじめて依頼された仕事が「融資の申込み」でした。
過去に金融機関での勤務経験はあるとはいえ、すでにやめてから十数年がたっており、また、融資の仕方もまったく変わっていたため、まったく自信はありません。
それでも、これも何かの縁と思い、思い切って引き受けたところ、思いがけず満額での融資の獲得に成功。これに味をしめ、それ以降はほとんど他の業務をしないまま、気がつけば13年もの間お金に関する仕事ばかりをしてきました。
仕事を始めてどうなったか?
開業当時は、融資の仕事を専門にする行政書士はほとんどおらず、また、珍しさや運の良さもあって、ドリームゲートでの最優秀賞(資金調達部門)の受賞や3冊の書籍の出版をさせていただくなどの幸運に恵まれました。
また、仕事についても、はじめのうちは創業者を対象とした創業融資サポートを主に引き受けていたのですが、様々な案件や経験を重ねる中で、現在では、創業者以外の企業の資金調達や財務的なサポートの他、経営改善のためのアドバイスや事業再生などといった仕事もさせて頂いています。
この仕事をはじめて、あらためて思うのは「売上げや規模、業歴に関係なく、すべての企業ではお金が必要」ということです。
当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、つまり金融のニーズは、それだけ多くの企業にあるということです。
また、業務的にも、単に融資のお手伝いをするだけにとどまらず
「銀行からこんな宿題を出されたけど、どうすればよいか?」
「今後の会社の経営を考えてほしい。」
といったことから、中には
「売掛金が回収できなくて困っている。」
「なんとか廃業を免れる方法を考えてほしい。」
といった、重いものまでさまざまです。
こういった問題についてはいつまでたっても「慣れる」ということはないので、そのたびに責任感とプレッシャーに悩まされることになります。
それでも何とか絞り出した提案やアドバイスでその場を切り抜けることができた時の達成感は許認可業務ではなかなか味わうことはできないものがあります。
今後の目標について
今後の目標は、
「さらに業務の幅を広げるとともに、微力ながら後進の方のためのサポートをしたい。」
ということです。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、金融の世界ではここ2~3年の間に、これまでの常識を覆すような大きな変革が起きています。
例えば2年程前から始まった、経営者の連帯保証なしで融資をする取り組みやリスケジュール制度の終了などがその一例です。
そして今年からは、これまで金融の世界における憲法ともいえる金融検査マニュアルの見直しが行われます。
これまではこのマニュアルありきの中で、すべての制度が運用されてきました。
しかし、今後については、今までのような財務指標オンリ―の評価制度が改められ、新たに生産性や成長性などといった指標が取り入れられることになりました。
その中でも、特にわれわれコンサルが期待しているのは、「外部の専門家の活用」が認められた点です。
今回の改正では、これまで金融機関が独自に行うこととされていた企業へのサポートを専門家と連携して行ってもよいということになりました。
これにより、企業をコンサルする立場としては、これまでの規制に縛られた提案だけでなく、自分の経験や知見を活かした提案により、企業の改善に寄与することができることとなります。
このような変革を迎え、これから金融や財務を中心としたコンサルの活躍の場は、さらに広がっていくものと思われます。
近いうちには、M&Aや事業承継案件なども手掛け、1件で1,000万円以上の報酬をもらうプレイヤーも出てくることでしょう。
こんな状況の中で、最も私が期待しているのは、「行政書士のコンサル化」です。
行政書士はこれまで許認可や事務手続きを主体とした業務と考えられてきましたが、これからはこれらの案件を積極的に取り込み、それまでのノウハウや専門性により、より大きな活躍の場が生まれてくるでしょう。
そして、これまでの「市民のための法律の専門家」という立場から「企業のための経営の専門家」という方向にシフトチェンジしていくそんな行政書士の方が必ず現れることを信じています。
もし、あなたがその中の一人になりたいというのであれば、いつでもお持ちになっている疑問や不安をお寄せください。
一人でも多くの方がコンサル成功していただけたら、こんなにうれしいことはありません。
事務所概要
事務所名 | Ichigo(一期)行政書士事務所 |
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責任者 | 行政書士 引地 修一 |
郵便番号 | 160-0023 |
事務所所在地 | 新宿区西新宿7-17-14 エイコービル104 |
電話番号 | 03-6240-9671 |
保有資格 |
行政書士(登録番号 №04080760) 事業再生士補(ATP) 事業再生アドバイザー 宅地建物取引主任 武蔵小山創業支援センターアドバイザー |
所属団体 |
東京都行政書士会台東支部所属 一般社団法人コンブリオ理事 |
学歴 | 國學院大學法学部卒 |