融資の面談では、何を聞かれる?

こんにちは、行政書士再生コンサルタントの引地です。
近ごろ、「できるだけ早く創業融資をうけたい。」という方が増
えていますが、そういう方に限って、あまり面談対策ができてい
なかったりします。
融資の面談で聞かれることとは?
面談で余計なことをいってしまうとは言うのは、その内容によっ
てはかなり致命的なミスとなってしまいます。
せっかく事業計画的にはOKなのに、面談でポロっと言ってはいけ
ないことを言ったがため、融資額が減額されたり、融資のものが
ダメになってしまう。
こんなことって悲しすぎますよね?
では、融資の面談では、どんなことを聞かれ、また、どんなこと
を言ってはいけないのでしょう?
今回はこの点について、お話ししたいと思います。
まず、どんなことを聞かれるか?といえば、一般的には次のよう
な質問をされます。
創業融資でよく聞かれる質問
① なぜ、起業しようと思ったのか?
② これからしようとする事業の経験はあるのか?
ある場合は何年くらいか?
③ 営業の内容(時間、人数、広さ、客席数等)は、どうなって
いるのか?
④ 自己資金はいくらあるのか?
それを、どうやってして貯めたのか?
⑤ 売上げと経費の見込はどうなっているのか?
面談に潜むトラップとは?
いずれも、創業計画書に書くことばかりですので、キチンと計画
を作った人ならば、問題ないものがほとんどです。
とはいえ、単純そうに見えるこれらの質問にも、いくつかのトラ
ップが隠されていることもあります。
たとえば、➁の事業経験については、あまりにこれが短い場合や
アルバイトだけなどの場合には、正式な事業経験として認めても
らえない場合もあります。
また、③の営業内容で答えたことは、実は、⑤の売上げや経費に
も密接に関係してきます。
たとえば、客席数が5席しかなく、客単価もそれほど高くないの
に、月商で何百万円もの売り上げを上げることができないという
ことは容易にお分かりになるでしょう。
しかし、これと同じことで、客席数や客単価、回転数というのは、
売上げにストレートに反映されます。
仮に、客席数が10席で、客単価が2,000円、回転数が4回/日の
場合には1日の売り上げは、単純計算では80,000円となります。
にもかかわらず、これが単なる見込みで10万円としていたとした
ら計算が合わないということになってきます。
また、客席数が10席であれば、そのすべてが常時埋まるというこ
とはありませんので、ある程度割り引いて感がるべきでしょう。
さらに、4回転という回転数についても、同業種と比較して問題
ないかということも考慮しなければなりません。
このように計画はただ作ればよいというものではなく、その中身
はたの個所との整合性が取れていることや、一般的な常識に照ら
しあわせて問題ないものであることが求められます。
そして、最も気をつけなければならないのが、
④の自己資金です、
これについては、それを貯めた経緯や内容に不審な点がある場合
には、かなり徹底的に問い詰められます。
そして、その上で、明確に答えられない場合には、最悪、そのお
金を自己資金として認めてもらえません。
また、これ以外に面談時に言ってはいけない注意点として
「よくわかりません。」
と答えるというものがあります。
そもそも、自分の計画ならば、わからないということはないはず
です。にもかかわらず、このような答えが出てくるようでは計画
を自分で作っていないか、計画が不十分と思われてしまいます。
このような場合、もし、どうしても答えられないのであれば
「よく調べたうえ、改めて回答いたします。」
という方がよいでしょう。
融資にあたっては軽んじられやすいこともある面談ですが、答え方
一つで大きな問題となる場合もありますので、しっかりと事前の想
定をしておくことが成功のカギとなります。
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