「創業融資講座」開催報告
こんにちは、行政書士再生コンサルタントの引地です。
ここ最近、ブログ更新ができずにいましたが、言い訳させてもらうと、
別にまったくさぼっていたわけではなく、新人の行政書士の方を対象と
した、融資セミナーをしていたためというのがその主な理由です。
毎週1回ずつ約2~3時間の講義を8回という、まあまあの長さのセミ
ナーとなります。
参加いただいた生徒さんのうち4割がリアル受講の方、そして残りの6
割がビデオ受講の方といった構成です。
セミナーの中身は、前半は融資の実務に関する座学を中心としたもので
したが、座学の退屈さは自分でも身をもってよく知っています。
どんなに興味があったとしても、聞いているだけではどうしても退屈に
なってくるんですよね。
それに、聞き流すだけの緊張感のない講義は、頭から抜けていくのも
あっという間です。
なので、今回の講座ではそうならないように2つの仕掛けをしました。
一つは「テンションの維持」のため。
そしてもう一つは「ワーキングの導入」です。
具体的にどんなことをしたかといえば・・・
まず受講生の方に、他人ごとではなく自分が主役なんだということを
自覚してもらうため、彼らには依頼の相談を受けた先生になってもら
い、私がお客約となって応対してもらう。
というロールプレイを行いました。
ほとんどの方がまだ登録したばかりで、このような機会は実際の実務
では経験がないようで、みなさん超キンチョーです。
さらにこの講座はビデオ受講の方もいるため、講座のやり取りを音声
だけで流しても、なんだかよくわからないものになってしまいます。
なので、意地悪というわけではありませんが、この日のリアル講義に
参加された方には了解を取ったうえで、本人のロープレの様子をビデ
オで流すということにさせていただきました。
そんなわけで、リアルで参加していただいた生徒さんたちには、多少、
気の毒な感じもありましたが、彼らにとっては忘れられない経験にな
ったのではないかと思います。
そして、もう一つの「ワーキングの導入」についてですが、先ほどの
ロールプレイもその一環ではあるのですが、単にお客との応対ができ
ただけでは実際の事業計画書はかけるようになりません。
そこで今回は一通りのことを教えた後に、こちらか作った例題に沿っ
て自分で事業計画書をつくってもらうということをしました。
セミナーの講義では,その時はなんとなくわかったつもりでも、その
後にそれを実務で実践しようとしても、まったく役に立たないという
ことが少なくありません。
なぜそうなるかといえば、
それは、実践を想定して授業を聞いていないからです。
なので、この事業計画書作成のワークでは、皆さんが相当苦しんだよ
うですが、ここで悩んだり考えたことはそのまま実践に生かすことが
できます。
そして、最後の目玉が「営業の仕方について」です。
仮に、どんなに融資の実務がわかったからといって、それだけでいき
なり仕事が来るほどこの世界は甘くはありません。
試行錯誤の中であれこれと営業をし、初めて1件の仕事が取れるのです。
ですが、具体的に行政書士の営業について教えてくれるところという
のは、ほとんどありません。
また、営業の仕方をある程度知っていたとしても、そのためのツール
が作れなければやはり効果は出ません。
そのツールとは何かといえば、それは「チラシ」です。
もちろん、営業の方法にはいくつものやり方があり、チラシを使わな
いものもたくさんあります。
しかし、どんな営業をするのであっても、チラシやDMはすべての基
本的なツールになるものだと思います。
なので、このチラシ1枚を自分で作れないようではダメというのが私
の考えです。
そんなわけでこのセミナーの最後では、融資とはちょっと離れるので
すが、行政書士に効果的な営業法と、チラシの作り方についてのレク
チャーをさせていただきました。
始める前には「厳しかったかな?」と思う部分もありましたが、予想
外に生徒さんからの反応が良かったのには驚きでした。
しかし、今回の講座で私が本当にうれしいと思うのは、各々の生徒さ
んが今回学んだことを実践し、一日でも早く最初の1件の仕事を取っ
てくれることです。
様子を見る限りでは、まだ、しばらく時間がかかりそうな気もします
が、1日も早くそんな日が来ればいいなと考えています。
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