FAXDMとリスティング どちらがよいか?
皆さん、FAXDMってしたことはあるでしょうか?
こんにちは、行政書士再生コンサルタントの引地です。
FAXDMとリスティングの効果について
一般的にFAXDMは、
「作成などに手間がかかる」
「ある程度まとまった経費が必要」
「送った相手からクレームがくる」
などというイメージをお持ちの方が多いかと思います。
しかし、それでも士業の方が何かイベントをする、告知をしたい
などというときには、便利なツールの一つだったりします。
でも、実際に周りに聞いてみると、あまりこれを利用している方
というのはあまり多くないようです。
それは先ほどあげたデメリット的なイメージの他に、
「どの程度の反応があるのかわからない。
もしくは、やっても反応率が低い。」
という方が多いからではないかと思います。
この「反応が少ない」ということについてですが、一般的なFAX
DMの反応率は約0.3%といわれています。
つまり、1,000枚送って反応があるのが3件程度ということになり
ます。
これに対して、グーグルやヤフーのリスティング広告の場合には
どうかといえば、これらのコンバージョン率は1%程度というのが
相場です。
ちなみに、コンバージョン率とは、広告をクリックしてくれた人
の中で、さらにこちらが求めていること(資料の送付や商品の購
入など)をしてくれた人の割合をいいます。
つまり、先ほどの例でいえば、
1,000クリックして広告を見てくれた人のうちの10人が資料請求
をしたり、何かを買ったりしてくれるということになります。
このようにみると単純にリスティング広告の方が優れているよう
に見えますが、問題は「広告にかかるお金」です。
FAXDMの場合には、最もコスト(送信料)が安いところでは、
10円/枚となっています。 ※リスト持ち込みの場合
これに対して、リスティング広告の場合には、どのようなキーワ
ードを狙うかにもよりますが、1回のクリックあたりのコストは
50円~というものが多いようです。
なので、これを比較すると
FAXDM 1,000件 × 10円 = 10,000円
リスティング 1,000クリック × 50円 = 50,000円~
ということになります。
一方、これにより得られる反応はといえば
FAXDM 3件 (1,000件×0.3%)
リスティング 10件(1,000クリック×1%)
となりますので、1件当たりの見込み客の獲得コストでいえば
FAXDM 3,333円(10,000円/3件)
リスティング 5,000円(50,000円/10件)
となります。
つまり、標準的なケースで考えた場合、FAXDMの方が費用対効
果が高いということになります。
これはあくまでも机上の計算であり、FAXDMといえどもその広告
の内容が悪ければ極端に反応率は下がりますし、それはリスティ
ング広告においても同じです。
2つの手法の違いについて
しかし、この2つを比べてみて大きく違うのが、その手軽さです。
FAXDMは、リストと広告の原稿があればすぐにできますが、リ
スティング広告の場合には、広告の運用に関する専門的な知識が
必要となるだけでなく、その後も細かな調整をしなければなりま
せん。
また、リスティング広告は、実際には広告文を掲載すればよいと
いうだけでなく、その広告の案内先となるサイトの作成について
も専門の知識や技術、費用が必要となります。
なので、リスティング広告でそれなりの成果を上げようとするな
ら、それなりに費用と知識がなければうまくいきません。
最近の宣伝広告の手法といえば、すべてリスティング頼みといえ
なくもない風潮が続いています。
しかし、実際にはFAXDMのようなローカルの方法もあまり宣伝に
お金を使えない士業にとっては、まだまだ使い道があるのではな
いか?と考えています。
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