行政書士試験の体験記
こんにちは、行政書士再生コンサルタントの引地です。
今年も無事、行政書士試験が終わり、2018,01.31に合格発表がありました。
試験に合格した人、残念だった人、ともにご苦労様でした。
ちなみに、今回の試験の合格率は15.7%、特に東京都は18%もの高い合格
率となりました。
これはここ最近にない高い合格率ですが、こういう年の翌年は急に難しく
なったりするんですよね~。
合格率の高い年と低い年とでは、10%以上の差が出ることもあるこの試験
ですが、これだけ年によって合格率のブレがあるのって、怖い・・・
試験監督はどんな感じ?
いずれにせよ、今年も悲喜こもごもの中、結果を迎えたわけですが、
実は私は、今回の試験には監督員として参加していました。
なのでいろいろとお話ししたいところなのですが、行政書士会から
「ブログとかで試験のことを書くな!」
とのお達しが出ているので、今回は当たり障りのない部分で、行政書士
試験がどんな感じなのかをお話ししたいと思います。
私は、これまでも試験監督員には十回近く参加してきましたが、
その作業中はハッキリいって「退屈」の一言です。
試験前には監督員に選ばれた人が事前に集まって、試験の流れや注意点
などを確認する会議があるのですが、もう、十回も出ているとほとんど
新たに覚えることはありません。
また、試験当日も、やることはほぼ決まっているので、一度、経験して
しまえば、次からは同じことの繰り返しとなるのですが、なんといって
も試験で一番大変なのが、「試験中の監督」と「試験終了後の答案の回
収」です。
特に100人を超えるような大教室の場合には、試験監督員が3~4名は
つくのですが、答案用紙の回収は「はい、後ろから順に回して」なんて
いうふうにはできません。
なので、何人いようと、一人一人から確実に受け取らなければならない
ので、結構な手間と時間がかかります。
それに全員がキチンと出席して、最後までいてくれればまだやりやすい
のですが、必ずといってよいほど欠席者が出ます。
そして、それだけでなく、試験途中で帰ってしまう人もゾロゾロいます。
答案の回収はこれらの人も把握しながらしなければならないため、担当
の人数が多いと、最後の集計の時にピッタリ数が合うまで、かなりハラ
ハラすることになります。
しかし、大変なのはこれくらいで、後はひたすら教室のあっちこっちを
歩きまわって時間をつぶすことになります。
でも、そんなことぐらいでは、なかなか時間は経ってはくれません。
それに、あまり頻繁にうろうろしていると、後から受験生に
「監督員の歩く音がうるさくて、試験に集中できなかった。」
などというクレームをつけられたりするので、歩くこと一つをとっても
なかなか匙加減が必要です。
そんなわけで、教室を巡回していないときは何をするかといえば、椅子
(監督員用のもの)に座って、ひたすら受験生の動向に目を光らせると
いう作業に徹することになるわけです。
試験監督員の役得は?
そんな中でも一つだけ、楽しみがあります。
それは、試験中に問題を見れるということです。
試験では人数分の問題だけでなく、何かあった時の取り換え用にたいて
い1~2部の予備が用意されているので、それをパラパラ見ることがで
きます。
とはいえ、私が受験したのは、もう数十年も昔。
いまさら、最新の試験問題を見たって、わかるはずがありません。
読んだところでチンプンカンプンなので、最近では試験問題すら読まな
くなりつつあります。
そのようなわけで、試験中の一番の敵は「監督業務をしながら、
「いかに退屈な時間に耐えるか?」ということになるわけですが、これ
についてはいまだに有効な策がありません。
「ひたすら時間が過ぎるのを待つ。」
これが現状です。
なので、退屈に耐えられないという人には試験監督員は向かないので、
注意してください。
いずれにしても、試験の結果は出たわけですので、試験に合格して開業
を考えている方、改めて捲土重来を目指す方、それぞれについてよいス
タートが切れるようお祈りします。
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