実録!メルマガ読者さんとの面談【その2】

こんにちは、行政書士再生コンサルタントの引地です。
今回は、前回の続きからお話しさせていただきます。
新人行政書士が安定した収入を得るには?
読者 「先生から見て、お勧めの業務は何でしょうか?」
私 「建設業や記帳業務など、いくつか候補はあります。
手前みそとなりますが、融資業務などもいいと思います。
でも、これらの業務に共通していることが一つありますが、
おわかりでしょうか?
それは、いずれも企業を対象とした業務だということです。
これはレポートに書きましたが、個人の方から、何度も業務
の依頼を受けるということは普通ありません。
しかし、相手が企業なら、決算への変更届や毎月の記帳業務、
顧問などのように、継続して同じ相手から何度も案件が見込
めるわけです。」
読者 「融資を業務とするのは、素人には難しいのでは?」
私 「創業融資に限っていえば、そんなことはありませんよ。
なぜなら、創業融資は、ある程度すべきことが決まっていま
すから。
でも、もし、Sさんが顧問まで任されるような先生になりた
いというのであれば、一般融資や財務に関するアドバイスも
できる必要がありますね。」
読者 「創業融資と一般融資とでは、そんなに違いがあるのですか?」
私 「先ほども申しあげたように、創業融資はある程度、定型的な
流れやポイントを覚えれば、誰でもできます。
しかし、一般融資の場合には、まずは企業の決算書が読めな
ければ話になりません。
それに、それ以外にも経営問題に対してアドバイスできるだ
けの知識が必要となります。
金融庁の通達とか、銀行格付けの理解とか・・・」
読者 「だとすると、先生の本を読んだだけで、できるということに
はならないでしょうね。」
私 「そうですね。
一般融資を含めたコンサルをするのであれば、それだけでな
く、幅広い知識をつみあげていく必要があります。」
融資だけでは、仕事は取れない?
読者 「でも、本だけを見てもわからないということならば、どうす
ればよいのでしょうか?」
私 「そうですね。
実際、そのようなご相談は、他の人からもよくいただきます。
なので、私としては9月頃にこの点の対応を含めた、講座の
ようなものを開きたいと考えています。」
読者 「そこでは一般の融資のことなどもするのですか?」
私 「ええ、創業融資だけに限らず、決算書の読み方から、
最終的には企業に対して経営指導ができるくらいのことを目
標にしたいと思っています。
でも、残念ながらおそらくこれだけでは、十分な仕事は取れ
ないでしょうね。」
読者 「えっ、何故ですか?」
私 「なぜなら、これだけでは集客ができないからです。
たとえば、Sさんがお客を集めようとした場合、どんなこと
を考えますか?」
読者 「HPでの広告や、DMなどでしょうかね。」
私 「では、伺いますが、仮にFAXDMをするとした場合、その
原稿を自分で作ることができますか?
また、HPでの広告をする場合にも、それを見ている方の心
に訴えかける文章を書いたり、その効果を自分で測定するこ
とができますか?」
読者 「たぶん、無理だと思います。」
私 「恐らく、そうでしょうね。
でも、それって、Sさんが特別というわけでなく、新人の方
のほとんどの方がそうだと思いますよ。
だから集客といっても、実際にはそのレベルのことから自分
でできるようにならなければならないわけです。」
読者 「それって、かなり難しいですね。」
私 「でも、集客についてはそういったことからしていかなければ、
実際の成果は上がらないというのが事実です。
なので、もし、自分が育成の講座をする場合には、ロールプ
レイや実地での営業の仕方なども含め、シッカリと学んでい
ただくものにしたいと考えています。
でも、そのやり方で続けられる人なら、遅くても6ケ月以内、
早ければ3ケ月程度で、何らかの結果を出すことができるの
ではないかと考えています。」
読者 「そんなに早く、仕事がとれるようになるんですか?」
私 「いきなり、案件が飛び込んでくるというのは難しいでしょうね。
仕事につなげるためには、まずは、電話なり、メールで相談
や問い合わせを受けることがはじめとなりますから。
しかし、この相談をコンスタントにとれるようになれれば、
仕事は自然と増えていきます。
でも、そのためには、決められたスケジュールをシッカリと
こなしてもらう必要がありますが・・・。
いずれにせよ、Sさんは、まずはどんな業務を軸にするのか
ということをジックリと考えたほうがよいですね。
そうでないと、集客さえできませんから・・・
もし、やりたい業務や、それをどんな仕組みでするか?
といったブランができたら、また、ご相談に乗りますので、
ご連絡ください。」
読者 「わかりました。
自分で、もう一度、どんな業務をしたいのかを考え直して
みます。
そのときには、また、ご相談させてください。」
私 「了解です。
電話やメールでもかまいませんから、お気軽にご連絡くだ
さい。」
いかがだったでしょうか?
スペースの都合上、だいぶまとめた部分もありますが、おおよその
やり取りは、お伝えできたのではないかと思います。
この中に出てくるSさんに限りませんが、新人の多くの方は在留、
相続、会社設立(NPOを含む)といった業務をしたがる傾向があ
ります。
それは、おそらくは、行政書士の業がまだよくわかっていないので、
代表的なものや、試験で勉強した知識が使えそうなものだけを中心
に考えているからだと思います。
しかし、これらの業務にも、一長一短がありますし、また、当然、
行政書士の業務は、それだけというわけではありません。
もし、自分に適した業務がわからないという方については、まずは、
先輩などに聞いて、それぞれの業務の本当の中身をよく知ってから
決めることを強くお勧めします。
なお、自分の周りにそのような人がいないという方は、私にご相談
ください。
これまでの経歴なども含め、アドバイスさせていただきます。
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