行政書士の副業【その1】

こんにちは、行政書士再生コンサルタントの引地です。
この間新人の方から、
「先生、全然仕事が取れなくて困ってます。」
というご相談をいただきました。
相談者の彼は、資格さえ取ればあとは何とか生活できるだろうと考え
合格後すぐに前の会社を辞めてしまったそうです。
まあ、ここまでならよくある「やっちゃったね~」
で終わるパターンなのですが、
今回、チョット深刻なのが奥さんに子供ができたということ。
これまでは、何とか奥さんのパートと貯金だけであと半年程度なら
何とかなる予定でした。(それでも、半年・・・)
しかし、急きょ、妊娠が発覚。
これにより、奥さんはパーをやめざるを得なく、すぐにでも収入が
必要となったわけです。
「じゃあ、君がバイトをすれば」と話を振ったところ
彼曰く、「妻が実家に帰れないので、出産するまでは付き添いたい。
なので、できれば外でのバイトはしたくありません」とのたまう。
部屋の中での作業なら構わないというのだが、そんなに簡単にできる
仕事はないし、かといってこちらからすぐに回せる仕事もない・・・
バイトがイヤな新人行政書士への提案
「どうするか?」と考えていたら、ある案が浮かんだので、さっそく
彼にこんなことを聞いてみました。
・ パソコンでエクセルは普通に使える?
・ 自宅にネットはつながっている?
・ 調べごとは苦にならない?
・ 10万円くらいの元手はある?
答えがすべてYESだったのを確認し、私は彼にこう勧めました。
「だったら、すぐにでも「副業」をしなよ。」
いきなり「副業をしろ」といわれて、彼は固まっています。
それはそうでしょう。
てっきり仕事の紹介でもしてもらえるのかと思いきや、なんだかわけ
のわからないものを勧めだしたのだから。
しかし私は、そんな彼の様子にお構いなしでこんなことを聞きました。
「ところで、せどりって知ってる?」
さあ、ここで問題です。
なぜ私は彼に「せどり」について聞いたのでしょう。
その理由は、次の通りです。
・彼はまだ登録したての新人で、かつ私生活がこんな状況では、あと
半年も持たないほど、資金的に困っていたから。
・家にいながら、ある程度の収入が見込める仕事を希望していたから。
・「せどり」を始められるだけの最低限の環境と資金があるから。
なので、彼の環境がこんなに切羽詰まっておらず、お金もあと1年は
食べていけるだけあるというならば、あえてこんなことは勧めていな
いでしょう。
しかし、事態は急を要します。
彼が今後も行政書士として活躍していくためには、とりあえずこの場
はえり好みはしていられないはずです
でも、なぜ、私が、あえて「せどり」を勧めたのか?
世の中には多くの副業があるわけで、であれば別にせどりでなくても
よいじゃないかと思う人は多いと思います。
にもかかわらず、これ一本に絞って勧めたわけは
「それは自分で実践した中で、唯一、再現性の高い方法」
だったからです。
副業としての「せどり」とは?
よく、世間一般では、せどりといえば
「あ~、古本屋とか回って買いあさってくるやつですよね。」
という返答が返ってきます。
しかし、最近ではごく一部の人を除き、そんなことをしている人は
あまりいません。
なぜなら、労力のわりにあまりに薄利だからです。
なので、最近のせどりの主流は、もっぱら、新品や中古の家電製品や
DVD、ゲームなどを対象としたものとなっています。
特に中古の家電製品を対象としたせどりでは、その利益差は数倍~数
十倍になります。
金額でいえば、古本せどりが1冊あたり数百円レベルなのに対し、中
古の家電製品を対象としたせどりでは、1個あたり数千円から1~2
万円くらいの利益がでます。
なので、最近では誰もブックオフなどで古本あさりはしていないわけ
です。
自分の例でいえば、最近108円で買った介護者向けの教材DVDは、
なんと15,800円で売れましたし、約2,000円で仕入れたヒーターは
21,500円で売れたという感じです。
もちろん、仕入れたもののすべてがこんな感じで売れるわけではなく
また、中には売れ残ってしまうものもありますが、そういうのはせい
ぜい全体の10%もありません。
なので、私がはじめてせどりを始めてから8ケ月程度ですが、はじめ
の月から黒字になっています。
そして、自分がせどりを薦める理由がもう一つあります。
それは
「自分で経験していることなので、直接、教えられる」
ということです。
巷では「○○がいいよ!」といっておきながら、自分ではしたことが
なかったり、「実はよく中身を知らない」というケースがあります。
これではその話を信じて始めた方は、いきなりはしごを外されたよう
なもので、いくら自己責任とはいえ、クレームの一つも言いたくなる
のが普通でしょう。
しかし、自分でまずやってみて経験したものであれば、自信をもって
薦められるし、また、実際にやってみないとわからないリスクについ
てもアドバイスすることができます。
そんなわけで、数ある副業の中から彼にはせどりを薦めたわけですが、
これは新人に限らず、すでに行政書士として活躍している方にもお勧
めしたいと考えています。
その理由については、次回、お話しします。
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